補聴器

補聴器 
  聞こえはとても大事です!!

   無料出張の聞こえの相談会は随時行っています。


補聴器 話が聞こえると人とのコミュニケーションが楽しくなります

















「聞こえ」の影響

聞こえがよくないと、不便というだけでなく人と会う事を敬遠しがちになります。よく聞こえないまま会話をするのが楽しくないばかりでなく、反応があやふやになるので認知症と間違われることもあり、場合によっては家に引きこもるきっかけにもなってしまいます。

人と会わないことは楽しみが減るばかりでなく、コミュニケーション不足による認知症の発症につながる可能性もあります。それに長い間、音のない環境に慣れていると、音が耳から入ってくる事を煩わしく感じたり、耳から脳につながる聴神経が長時間働かないでいることによる衰えで、いざ補聴器を付けてみても音は聞こえるものの言葉として判別しにくいなどの症状が出ることがあります。そうなると、時間をかけて訓練し、補聴器に慣れていく必要が出てきます。

補聴器をうまく使いこなしてコミュニケーションを楽しめるようにすることは、その後の人生の豊かさにつながります。聞こえに疑問を感じ始めたら、早めに耳鼻科で検診を受け、聴力の矯正が必要となったら躊躇せずに早く補聴器を利用するようにすることがお勧めです。

聞こえの相談会
当店では随時、無料出張の「聞こえの相談会」を行っています。
相談会はお客様のお宅に補聴器専門相談員が訪問いたします。普段生活なさっている環境で聴力測定と補聴器の体験ができ、お出かけの必要もなく、大変ご好評をいただいています。詳しくは当店までお気軽にお尋ねください。


聞こえの相談会のご予約

聞こえの相談会のご予約はこちらです。
営業時間11:00~18:00(定休日:毎週水曜日、第3日曜日)
  お電話 03-3961-4562
  FAX  03-3964-0006(24時間)
FAXの場合、住所・電話番号等、連絡先をご記入ください。
メールは「お問合せ」のページからお願いします。


  補聴器


聞こえの事で、こんなことはありませんか?

難聴 テレビの音が大きい*聞き返しが多くなった
*聞こえるけれど、内容がはっきり聞き取れない。
*相手が早口だとわかりにくい。
*呼びかけられても気が付かないことがある。
*家族と一緒だとテレビの音が聞きとれない。
*テレビの音が大きいと言われる。
補聴器 騒がしいと聞き取りにくい*会話をしていると声が大きいといわれる。
*電話のベルに気が付かないことがある。
*人数が多い場で、会話が聞き取りにくい。
*耳鳴りを感じ始めた。

該当する場合は聴力が落ちている可能性があります。

聞こえの仕組みはどうなっているのでしょう

1、空気の振動が声として耳の穴から外耳道を通って鼓膜に届きます。
2、鼓膜が受けた振動を、小さな3つの骨(耳小骨)がテコの原理で増幅し内耳(蝸牛)に伝えます。
3、内耳に伝わった振動が蝸牛の中の音のセンサー(有毛細胞)を刺激します。
4、音のセンサー(有毛細胞)が音の振動を電気的な刺激として聴神経を通して脳に伝えます。
5、脳が音の強弱、音程、音色などの特徴を判断して、言葉の意味や音の種類として理解します。

難聴の種類
















パナソニック補聴器HPより)

難聴には原因が3つあります。
伝音性難聴
医学的に治療できる可能性があります。
鼓膜の損傷や中耳炎の後遺症などで音が聞こえにくくなることによる難聴です。

感音性難聴
補聴器の使用で聞こえが改善される可能性があります。
老化による衰えなどにより、感覚器に障害がある場合におこる難聴です。

混合性難聴
耳鼻咽喉科の診療をお受けになることをお勧めします。
伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴をあわせ持った難聴です。

聞こえにくさ(難聴)にはレベルがあります。( )は聞こえにくくなる音のレベルです

軽度難聴(25~40DB HL) 小声での会話が聞き取りにくい
30dBはささやき声くらいの大きさです。
少し離れて話したり、小声での会話が聞こえにくいと感じることがあります。
我慢をせずに、補聴器を早めにお使いになると補聴効果も高いです。

中等度難聴(40~70DB HL)  普通の声での会話が聞き取りにくい
50dBは静かな事務所、60dBは普通の会話の大きさです。
ちょっと大きめの声なら机を挟んだ1m位の距離で会話が聞き取れますが、2~3m離れると途端に聞きづらくなります。
普通にテレビを見ていると、家族にうるさいと言われることがあります。
早めの補聴器ご利用をお勧めします。

高度難聴 (70~90dB HL) 大きめの声の会話が聞き取りにくい。
70dBは掃除機の音、80dBは地下鉄の車内位の騒々しさです。
耳元で大きな声で話しても話がよく聞き取れない事があります。
日常生活で不便をお感じになることが多くなってきています。
補聴器のご利用で便利さを実感されることが多くなります

重度難聴 (90~120dB HL) 耳元での大声も聞き取りづらい。
100dBは電車通過時のガード下、110dBは自動車のクラクション位の大きさです。
補聴器を使わないと、ほとんど聞こえません。
補聴器をお使いください。

「聞こえる」にも種類があります

純音聴力
補聴器 聴力測定ヘッドホンに耳を当て、周波数ごとに聞こえるレベルを図ります。低い「プープー」音や高い「ピーピー」音で測定します。補聴器は聞き取りにくい音域を補います。

語音弁別
「あ」「い」など単音の聞き分ける語音明瞭度と、「みかん」「きつね」などの単語の聞き取りを調べる了解度の二つの測定があります。補聴器で音を大きくしたときにどのくらい明瞭に聞き取れるか改善の効果をみる事ができ、この値を「最高語音明瞭度」といいます。その人の言葉の理解度による部分もあり、補聴器で改善される限界度を示します。

補聴器の種類

耳あなタイプ    (適応難聴度 軽度~高度
補聴器 耳あなタイプ耳の穴に入れるタイプで、オーダーメイドと既製品であるレディーメイドがあります。
オーダーメイドには、軽度~中等度、軽度~高度、中等度~高度などのタイプがあり、使う人の聴力に合わせて選びます。また、耳穴の形の合わせた耳型を採るのでフィット感に優れます。マイクが耳穴に近いので方向感覚に優れます。

耳かけタイプ    (適応難聴度 軽度~高度)
補聴器 耳かけ式補聴器本体を耳の後ろに耳の後ろにかけて使うタイプ。
本体が比較的大きいので幅広い聴力への対応力かあります。ボリュームやスイッチの扱いやすさや本体の着脱のし易さに優れています。耳漏のある方でも影響を受けにくい特徴があります。


補聴器 耳かk式(適応難聴度 中等度~高度)
音を出すイヤホン部分(レシーバー)を本体から独立させて耳に入れるタイプもあります。本体が耳に隠れているので補聴器が目立ちません。また、直接レシーバーが外耳道に入っているので従来型の耳穴式よりも共鳴が少なく音質が素直です。


ポケットタイプ  (適応難聴度 軽度~重度)
補聴器 ポケットタイプカード型の本体を胸のポケット等に入れ、イヤホンを使って聞くタイプ。
見た目で補聴器とわかりにくく、耳への着脱や音量調節など取り扱いも簡単です。左右のイヤホンがあるのでそれぞれ音量調節でき、1台でステレオで聞くことができるので音の方向や距離感をつかみやすく臨場感に優れます。スタンドに立てる充電方式なので経済的です。

デジタル補聴器とアナログ補聴器

補聴器は信号処理回路の違いによって、デジタル補聴器とアナログ補聴器に分かれます。以前はアナログ補聴器しかありませんでしたが、現在はテクノロジーの進化によりデジタル補聴器が主流です。

アナログ補聴器
マイクで拾った音をそのまま増幅します。スピーカー(レシーバー)から直接聞くのでパワフルな音が出ますが、雑音も一緒に増幅してしまうので耳障りでうるさく感じるという弱点があります。

デジタル補聴器
マイクが拾った音をアナログ信号からデジタル信号に変換して処理するので、アナログ補聴器に比べて音を加工しやすく雑音が入りにくいという特長があります。難聴の傾向に合わせて聞き取りにくい周波数や音を増幅させ、聞こえすぎて耳障りな音を低減するなど、個々人の聞こえにあわせたきめ細かい調整が可能です。最近は補聴器が環境に合わせて自動調整するなど、飛躍的に機能が進化しています。

補聴器の片耳装用と両耳装用の違い         

片耳の聞こえが良くなっただけでも、それまでの状態よりもずっと便利で安全になりますが、より自然な聞こえに近づけるには両耳装用がお勧めです。もともと左右に耳があるのは聞こえる音の幅や奥行を通して、近づく物や遠ざかる物の存在を確実にとらえるためで、今日の生活の中では危険を察知し身の安全を確保することにつながります。また立体的な音は例えば演奏会やスポーツ観戦などで臨場感を感じさせてくれるのにも役立っています。

補聴器 片耳装用補聴器 両耳装用





(パナソニック補聴器HPより)
          


両耳に補聴器を付けると

補聴器 臨場感
音を立体感をもってとらえられます。
自然で臨場感豊かに感じられます。





補聴器 騒音化でも聞こえる
雑踏での会話も聞き取りやすいです。
銀行や病院で名前を呼ばれた時など騒がしくてもわかります。





補聴器 ストレス軽減
方耳装用に比べ、音量を下げられるので、耳への負担が小さいです。
音量が抑えられるので、疲れにくくなります。





補聴器 車の接近
両耳で聞くので、音の方向感や距離感がつかみやすいです。
車の近づきなども自然に聞こえます。




(パナソニック補聴器HPより)

ご購入後、効果的にお使いいただくために

焦らずにゆっくり慣れましょう。
購入してすぐに健康な時のような聞こえが蘇るとは言えません。補聴器をご自分の耳に合うように調整しながら補聴器の音に慣れていく必要があります。特に聞こえにくくなって時間が経っている場合は少しずつ慣れていくようにします。気になる聞こえ方を相談員と話し合いながら、少しずつ補聴器を調整していきましょう。

購入後は少しずつ訓練しましょう。
毎日、疲れない程度(30分~1時間)装着して約1か月練習し、少しずつ時間を延ばしていきましょう。その後は慣れるためになるべく1日中つけるようにしましょう。つけたり外したりする時には置き忘れたり紛失しないようにご注意ください。

ご家族のご協力も励みになります。
最初のうちはまだ補聴器の音に慣れていませんので、まっすぐ顔を見ながら手ぶりも入れてゆっくりと丁寧に話しかけてください。補聴器が声を大きくしていますので、話しかけは普通の音量でお願いします。大きな声はかえって聞き取りにくく感じます。聞き取りにくい時は同じ言葉を何度も繰り返すより、違った言葉で言い換えると心情的にも聞きやすくなります。

ンテナンスを心がけましょう。
補聴器のお掃除はこまめに行いましょう。汗を拭きとり、耳垢がイヤーチップにつまらないように添付のブラシなどでお掃除します。電池も電池切れの合図が聞こえたら大事な時に電池切れにならないように早めに入れ替えましょう。
ちょっと聞こえが変だと思われたらそのままにせず、聴力の変化に合わせて調整することも必要です。気になる音質も調整して改善していきましょう。ご購入頂いた補聴器は専門相談員が無料で調整しますのでお気軽にお申し出ください。

湿気の多い時期や長期間使わない場合は、乾燥ケースに補聴器を入れて保管しましょう。補聴器は湿気を嫌います。ケースに入れる時は基本的に空気電電池は取り外します。空気電池は乾燥すると寿命が短くなります。(機種によっては電池を入れたまま保管できるものもあります)

空気電池の話
補聴器には空気亜鉛電池を使います。シールをはがすと空気中の酸素と反応して発電を開始し、30秒程経つと規定の電圧に上がるのでそれから使い始めましょう。

一度シールを剥がしてしまうと使わなくても少しずつ放電してしまいます。使わない時は必ず元のシールをもう一度貼ってください。セロハンテープなどほかのテープは粘着質が空気電池の空気取り入れ口を塞ぎ発電に悪影響を及ぼすことがありますので使わないようにしてください。

「空気亜鉛電池」は乾燥と二酸化炭素の影響を受けやすいので、屋内でストーブを使っているときなど二酸化炭素の悪影響が懸念されますのでこまめに換気しましょう。乾燥ケースに補聴器を収納する時も補聴器本体から電池を取り出して別個に保管するようにしましょう。