骨粗鬆症は永年の生活習慣により骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。最初は自覚症状がなく、腰や背中に痛みが生じて診察を受けてから見つかる事が多いです。
予防するには、乳製品や大豆製品、小魚、緑黄色野菜、海藻などに含まれるカルシウムとその吸収を助けるビタミンDを摂る事が必要です。不足すると骨からカルシウムを血管に取り込むので骨粗鬆症になってしまいます。日本人のカルシウムの摂取量は世界でも最低ランクで、アメリカ人の3分の1と言われており、いくら摂っても摂りすぎという事はありません。
運動も大切で、運動で骨に力がかかると弱いマイナスの電気が起こりカルシウムを骨に呼び寄せます。運動により骨の血流量も増し細胞の働きも活性化します。骨を強くするには重量挙げのように負荷の大きい運動の方が有効ですが、普通の人が日常的に習慣として行うなら散歩を30分2㎞位か、水泳(水中歩行も)30分、自転車なら1時間位が目安です。痛みのある時は医師に相談しましょう。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは日光浴でも作られます。夏は木陰で30分位、冬は顔と手だけで1時間位日光を浴びれば十分です。紫外線が必要なのでガラス越しでは効果が薄いので日光を浴びない人は食事でとる必要があります。
骨粗鬆症予防はカルシウム・運動・日光浴がキーワード。予防に努めましょう。
(公益財団法人骨粗鬆症財団HPより)