脳の神経細胞は20歳を過ぎると毎日10万個死んでいき新たに作りだす事は出来ないといわれていますが、近年、神経細胞をつなぐシナプスを太くすることで認知症やうつ病を予防できることがわかってきました。それには「脳育」が重要という事です。
脳が衰えているかどうかのチェックとして「閉眼片足立ちテスト」があります。両目を閉じて何秒間片足立ちができるかのテストで、軸足がずれたり持ち上げた足が床に触れたら終了です。
10代は40秒以上、20代は80秒以上、30代は55秒以上、40代は40秒以上、50代は25秒以上、60代は18秒以上で、問題なしという事です。
少しの努力で一生健康でいられるそうで、脳の機能を取り戻すには脳をワクワクさせる事が必要です。米国の研究で、脳がワクワクする趣味を持っている人は持っていない人と比べ4年後の軽度認知症を発症するリスクが低いことがわかってきました。
絵画や彫刻など芸術系の趣味を持つ人は73%、旅行やサークル活動など社交の要素がある趣味は55%、インターネット検索やショッピングなどでパソコンを積極的に利用する人は53%低下したといいます。
他にも大幹力をアップさせることも大事でマッサージで血流をよくしたり、大声で歌い、よく歩き、初対面の人と話すこと(脳の刺激になる)、嗅覚を刺激すること、食物繊維をよく摂って腸を活性化させることも重要です。腸が元気なら頭も元気といわれています。
脳をワクワクさせるコツは、意欲的に生活することです。脳の神経細胞をつなぐシナプスはいくつになっても刺激を与えれば元気になるそうです。
(あなたの健康百科より)